バイクをカスタマイズすることは、多くのライダーにとって魅力的な趣味の一つです。しかし、カスタマイズには専門的な知識や高度な技術が必要であり、工具や安全に作業できる場所の確保も重要です。初心者には敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。
そこで、今回は初心者でも簡単に取り組める、バイクカスタマイズ第一歩となる「カッティングシート」について紹介します。カッティングシートを使用することで、専門的な知識や技術がなくても簡単にオリジナルのデザインを作り出すことができます。
カッティングシートとは?
カッティングシートとは、ビニール素材でたくさんの色が用意されたシートのことです。バイク用で使うなら「長期用屋外耐候」と記載のあるものを選べば間違いありません。これはその名の通り、店舗の看板やガラスに貼ったるすることを目的として作られた製品で、雨風や紫外線に長期間さらされても変色変質しにくいものです。このシートをカッターナイフで切り抜くことで、自分だけのオリジナルデザインを作ることができます。カッティングシートは、車体やヘルメットに貼ることができます。タンクやフェンダー、サイドカバーなど、ヘルメットのアクセントに自分の好きな場所に貼ってカスタマイズを楽しむことができます。
また、切り出したシートを転写するには「アプリケーションシート」があると圧倒的に便利です!
切り出し終えたカッティングシートの不要部分をピンセットなどで取り除き、このアプリケーションシートを上から貼り付けます。
軽く抑えてあげると細かい文字などの脱落が防げます。
慎重にゆっくり剥がせば、転写シートに切り出した部分が貼り付いた状態になります。
このまま、車体などの貼りたい部分に貼り付けます。
絶妙な粘着力なので、カッティングシートは残り転写シートが剥がれるという仕組みです。
カッティングシートの魅力
カッティングシートの魅力は、その使い方の簡単さと、多彩な色が用意されていることです。カッティングシートを使用するために必要な道具は、カッターナイフとカッティングシートだけで、専門的な知識や技術が必要ありません。また、カッティングシートは、自分でデザインを考えたり、好きな色を選んだりすることができるため、自分だけのオリジナルデザインを作り出すことができます。
さらに、カッティングシートは取り外しも簡単で、何度でもデザインを変えることができます。もし、飽きたり、他のデザインに変えたい場合は、簡単に貼り直すことができます。このため、カッティングシートは、初心者でも気軽にカスタマイズを楽しむことができる素晴らしいアイテムです。
カッティングシートの使い方
カッティングシートを使用するために必要な道具は、基本的にはカッターナイフとカッティングシートだけです。
カッターマットなどがあれば机を傷つけずにすみますし、局面などに貼りたい場合はマスキングテープなどを対象に貼り付けてその上からペンで描けばカンタンに写し取れます。
線がかけたらその形に合わせてカッティングシートを切り抜きます。
細かい作業なので刃の細いデザインカッターがあると切り出しやすいかもしれませんね。
精密に切り出すならカッティンプロッター
また、カッティングシートは、カッティングプロッターという機械をより精密なカットができます。カッティングプロッターは、パソコンに接続して対応するアプリケーションで図形を入力します。
あとは自動的にカッティングを行うことができます。このため、より複雑なデザインや同じ形状のものをたくさん切り出したりなど、より高度なカスタマイズが可能となります。
ポイントは洗剤を混ぜた水を使うこと
カッティングシートを貼る際には、いくつかの注意点があります。まず、車体の表面が汚れている場合は、洗浄してから貼るようにしましょう。また、カッティングシートは、湿気や汚れが付着すると剥がれやすくなるため、車体を乾燥した状態で貼るようにしましょう。
カッティングシートは薄くて粘着力がとても強いです。不用意に貼り付けると「ここじゃないのに!」ってことになってしまいます!
失敗せずに貼るコツをお伝えすると、食器用の洗剤をほんの少し混ぜた水を霧吹きなどで対象物に吹きかけてあげます。
そうするとカッティングシートが僅かに浮いた状態となるため貼り直しや位置決めができます。
狙った場所に置けたらウエスなどで水を抜くように上から優しく押し出して上げれば強い粘着力貼り付けられますよ!
また、カッティングシートを貼る場所によっては、熱に弱い場合があります。タンクやエキパイなど、高温になる部分には貼らないように注意しましょう。
まとめ
オートバイカスタマイズには、高度な知識や技術が必要な場合がありますが、カッティングシートを使用することで、初心者でも簡単にオリジナルのデザインを作り出すことができます。カッティングシートは、使い方が簡単で、自分だけのオリジナルデザインを作り出すことができる素晴らしいアイテムです。
ただし、貼る場所や注意点についてはしっかりと把握し、丁寧に貼るよう
注意しましょう。また、カッティングシートを使用する際には、適切な色や素材を選ぶことも重要です。自分の好みに合わせたカラーや質感を選ぶことで、より自分らしいカスタマイズを実現できます。
さらに、カッティングシートは比較的安価で手軽に購入することができます。自分でカットして貼る方法ならば、より安価にカスタマイズを行うことができます。また、カッティングプロッタを所有している場合は、デザインの自由度が高まるだけでなく、精度も向上するため、より高度なカスタマイズが可能となります。
オートバイカスタマイズには、様々な方法がありますが、カッティングシートを使用することで、手軽かつ安価にオリジナルのデザインを実現することができます。カッティングシートの使い方や注意点をしっかりと把握し、自分だけのオリジナルデザインを作り出す楽しさを味わってみてはいかがでしょうか。