撮影テクニック

スマホでかっこいいバイク写真! Vol.3【ズーム-バイクとの距離感】

写真を始めた頃によく先輩カメラマンから言われたのが「よく動いて撮れ」という言葉です。
これは前回お伝えした【構図】でも取り上げましたが、バイクをただ真ん中に置くだけでは面白みにかける写真になりがちです。
バイクを少し端に寄せて余白を作れば物語感が生まれるし背景もよく見えてきました。
今回お伝えするのはズーム機能使って自分と被写体の距離感を変えてみるということです。

これはもはやプロの写真になっちゃう技です。
でも難しいことは何にもありませんよ!安心して読み進めてください!

ズームすると大きくなる。だからそのぶん後ろへ。

スマホカメラの画面を指で広げる動作(ピンチ)すると被写体が大きくなりますよね。
これをズームと言います。普段の使い方といえば、写したいものが大きくない。でも近寄れない場合になんかに指で広げて大きくしますよね。
今回はこのズームを意図的に行ってみます。

構図のときの作例です。

この作例は前回の【構図-背景の活かし方】の作例です。
3分割線にしたがってバイクは左下に配置しましたが、バイクも背景も写したいのでしゃがんで撮りました。

背景の見え方にご注目!

被写体との距離を変えるとプロの世界へ!

そしてこれはいかがでしょう?
バイクの大きさはほぼ同じなのになんか色々と見え方が変わっていますよね?

実はズームしてバイクが大きくなった分後ろへ下がって被写体との距離を広げました。
簡単に言うと、遠くからズームした写真ということになります。

よく見るとバイクのバランスが変わりましたね。前輪と後輪の大きさにあまり差がなくなりました。
遠近感が和らいだといえます。おかげで歪んだ感じが少なくなりました。
また、背景の建物が大きくなってますよね。
全体に歪みがなくプロっぽくなった気がしますよね!

スマホのレンズは広角が過ぎる。ちょっとズームで自然な仕上がり!

スマホのカメラは高画質ですが、誰でも気軽にその場を記録できるようなレンズ設計となっています。
専門的に言うと「広角レンズ」といって、広い範囲が写るようなレンズが搭載されているのです。
被写体を大きく撮りたければ自ずと近づくことになりますね。でもそうすると被写体が歪んで写ってしまうこともしばしば。
なので、スマホカメラで撮るときはちょっとズームを行ってみてください。
それだけで、遠近感の誇張がなく歪みのないスッキリとした写真が撮れますよ!
でも遠近感が少ないのはその分迫力がなくなるということにもなりかねないので、動きながらたくさんシャッターをきることがよろしいかと思います。

そうです。冒頭でお話した「よく動いて撮れ」。これに尽きるかと思います。

色んな作例を載せておきますので参考にしてくださいね!
それではまた!

ランラン!

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