ヘルメットへのこだわりって皆さんありますよね？
レーシングライダーのレプリカがイイ！とか、自分の頭のカタチははSHOEI向きなんだ。とか。
僕の場合はメーカーの拘りはとくにないのですが、ここ最近フルフェイスはAraiが続いています。
現在のロード用はArai RAPIDE NEOがメインです。
平面シールドがレーシングイメージを盛り上げてくれるデザインですごく気に入っています。
ほかメーカーにあってAraiにないもの。それは内蔵サンバイザー。
しかし、お気に入りの平面シールドでしたが今は使っていません。
現在は上の写真のArai プロシェードシステムというクリアシールドにサンバイザーのようなスモークシールドがついたものに取り替えています。少し凸面形状だし、サンバイザーを動かす仕組みもあるわけですから後付け感がすごいですよね。平面シールドの潔さとは正反対な見た目です。
でもスタイルよりも実用性を重視した結果なのです。
プロシェードシステムは眩しいときにはスモークシールドをおろし、暗いときには跳ね上げられる仕組みが組み込まれた製品です。
でも、SHOEIやKABUTOには最初からヘルメットにサンバイザーが内蔵されたモデルがありますよね。
スタイルを損なうこと無く、レバーなどの操作でサングラスのようなシールドが目の前に出てくるなんて便利です。
なぜにAraiは作らないのか？技術がないわけではありませんよね。世界に誇るヘルメットメーカーですから。
おそらくですが、Araiの主義として頭を守る部分に空洞を作ることは許されないことなんじゃないかな？
バイザーを内蔵するためには収納する部分を確保しないとですが、とうぜん空洞ができちゃうわけですよ。
あと余談ですが、システムヘルメットもAraiは作っていません。
フルフェイスだけど前面がアゴの部分からガバッと開くヘルメットです。
ツーリングなんかでは便利ですよね。仲間と話がしたいときや飲み物を飲むときなど、ヘルメットを脱がなくてもガバっと開ければOKです。
でもきっとAraiとしてはジェットヘルにアゴ部分を付け足しただけでは見た目と担保できる安全基準に差がある、なんて考えてそうです。
そんな頭の固い理想主義。大好きです。確固たる信念があるって素敵です。
こういった思想にお金を払うってことも趣味ならではの楽しみ方かな、なんて思ったりします。
3年間使ってみて思った「これ最高の仕組みだ」
ともあれ、機能性部品なので使用感で評価しないといけません。
結果から申し上げると「最高」です。
昼間から夜間まで走るようなツーリングだと途中でシールドをクリアに交換するなんてこともありましたが、停まりたくなし、荷物を増やしたくないですからね。
またAraiのネガティブな話になってしまうのですが、シールド交換がやりづらい！
前に使っていたいくつかのRX-7シリーズはどれもこれもめんどくさい！
もう、ほんと不器用かよ！というぐらい絶対脱落させない仕組みになっているもんだから、交換には手間とコツが必要です。
こういう点からもバイザー内蔵型やシステムヘルメットがロングツーリングユーザーに愛される理由なんだなと思います。
そこでAraiが開発したプロシェードシステムは眩しいときのためのスモークシールドをあらかじめくっつけちゃってます。
暗いと感じたらスモークシールドを跳ね上げれば、なんとツバのついたフルフェイスヘルメットに！
そのフォルムは70年代を代表する高級フルフェイスヘルメット「マルシン武将」を思わせます！
スモークのサンバイザーを上げ下ろしするのはとくにコツもなく、パカパカできます。
最初は固いかもしれませんが数回使えばなんということはありません。
眉上にあるブローシャッターと呼ばれる空気取り入れ口は通常シールドでは上から下へ動かすことで口が開くのですが、プロシェードシステムの場合は下から上へ。お作法がちょっと違いますがまあ、そういうものだと理解してればなんにも問題ありません。
肝心のスタイルについてですが、使っているうちにだんだん好きになってきました！
サンバイザーをおろしたときはロボコップっぽい感じがします。
クラシックなデザインの中にメカメカしいシールド周りのディティールがサイバーパンクです！
※あくまで個人の感想です
スモークシールドを上げるとすごくいい人っぽく見えるのもポイント高いです！
Araiのヘルメットをお使いでプロシェードシステムが気になった方は、対応するモデルがたくさんあるようなのでぜひ調べてみてくださいね！
すごくおすすめです！
ランラン！
ポチップ